新型コロナウイルスの収束とウクライナの平和を願う「鎮魂線香花火と世界平和祈願灯ろう流し」が7日夜、栃木県栃木市内中心部を流れる巴波(うずま)川で行われ、花火と約100個の灯ろうが揺れる川面を照らした。
栃木商工会議所が創立130周年を記念して主催。3年ぶりとなった舟運の安全祈願と、煩悩を水に流す神事「巴波川の百八灯(ひゃくはっとう)流し」を同時に行った。
県内外から訪れた約100人の子どもたちが日没とともに巴波川両岸に並び、一斉に花火に着火。その後、それぞれの願い事を書いた灯ろうが川面をゆっくりと流れてくると来場者は手を合わせて見守った。
「ウクライナの戦争が終わりますように」と願いを書いた栃木第三小1年古橋実桜(ふるはしみお)さん(7)は「流れてくる自分の灯ろうを見つけることができた。きれいで感動した」と話した。