思川を立って漕いで水上散歩 SUP使って社会実験 小山

ビッグSUPを楽しむ参加者ら

 【小山】市内を流れる思川を活用したアクティビティの事業化を目指して市は6、7の両日、市役所近くの観晃橋上流で、スタンドアップパドルボード(SUP)を使った社会実験イベント「思川ウオーターパークデイ2022」を開いた。市内在住の小学生とその親を対象に実施した。

 昨年は同様のイベントを無料で開催したが、今年は事業性を研究するため、参加費を親子1組で2千円に設定。街中の回遊性を検証しようと民間と連携し、参加者には近くの旅館2店舗で使えるシャワー券と、飲食店4店舗で利用できる千円相当のクーポン券を発行した。

 6日は親子18組が参加し、約10人が乗れるビッグSUPを楽しんだ。参加した若木小2年赤羽根実桜(あかばねみお)さん(8)は「(SUPを)こぐのは力が必要で大変だったけど楽しかった」と笑った。

 市の担当者は「実施結果を踏まえ、水辺を活用したアクティビティの検討を進めていきたい」と話した。

ビッグSUPを楽しむ参加者ら

© 株式会社下野新聞社