マリナーズが延長13回の熱戦を制す ヤンキース直近27戦で10勝17敗

【ヤンキース0-1xマリナーズ】延長13回タイブレーク@T-モバイル・パーク

両軍の走塁ミスや拙攻によって激しい「譲り合い」が続いた一戦は、13回裏一死満塁から代打ルイス・トレンズのタイムリーでマリナーズがサヨナラ勝ち。負ければワイルドカード争いでオリオールズに並ばれるところだったが、逆にレイズを抜いて2位に浮上した。マリナーズ5番手のマット・ブラッシュが3勝目(3敗)をマーク。ヤンキース7番手のジョナサン・ロアイシガが3敗目(1勝)を喫した。

ヤンキース先発のゲリット・コールが7回4安打8奪三振で無失点の好投を見せると、マリナーズ先発のルイス・カスティーヨも8回3安打7奪三振で無失点と素晴らしいピッチングを披露。両軍ともチャンスらしいチャンスはほとんどなく、両先発の好投によってハイレベルな投手戦が展開された。マリナーズは2番手のアンドレス・ムニョスが9回表のヤンキースの攻撃を三者三振に抑えたが、9回裏の攻撃も無得点。試合は0対0のまま延長タイブレークに突入した。

延長戦に入ると、ヤンキースは盗塁死、ライナーの併殺、ランダウンプレーでの併殺など、走塁ミスを連発。タイブレークで与えられた走者をことごとく無駄にし、得点を奪えなかった。一方のマリナーズもチャンスを生かせず、拙攻が続いていたが、13回裏に一死満塁の大チャンスを迎え、代打トレンズがライトへのサヨナラタイムリー。敗れたヤンキースは直近27試合で10勝17敗と苦しい戦いが続いている。

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