北日本に前線居座る 青森・秋田を中心に 大雨による災害に厳重警戒を

 北日本は12日(金)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。

 前線が華北から日本海を通り、北日本へのびている。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北を中心に大気の状態が非常に不安定となっており、東北北部では記録的な大雨となっている所がある。前線の活動は14日(日)ごろに一時的に弱まる見込みだが、15日(月)ごろから再び活発となるおそれがある。

大雨・雷・突風

 東北は激しい雨の降っている所があり、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所がある。北日本は12日(金)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。

<11日(木・祝)夕方までの予想雨量(多い所)>
 東北  120ミリ
 北海道 100ミリ

<その後、12日(金)夕方までの予想雨量(多い所)>
 東北  100~200ミリ
 北海道 100~150ミリ

 北日本は土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。12日(金)以降も雨が降り続き、東北を中心に雨量がさらに増えるおそれがある。東北では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。ひょうが降ることも予想されるため、農作物や農業施設の管理に注意が必要だ。

© 株式会社ウェザーマップ