新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は10日、新たに80~100歳代の男女16人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女計5293人の感染が確認されたと発表した。重症1人、中等症10人、軽症5267人、無症状13人で、2人の症状が分かっていない。
市によると、亡くなった16人のうち14人は、クラスター(感染者集団)が発生した市内施設の入居者や入院患者。
そのうち4人は旭区の同じ病院に入院していた。
同区の90代男性は7月24日に陽性が判明。25日に誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなった。
同区の80代男性は8月5日に陽性が判明。8日に腎不全で亡くなった。
瀬谷区の90代男性は7月20日に陽性が判明。8月7日に誤嚥性肺炎で亡くなった。
緑区の90代男性は7月30日に陽性が判明。8月5日に老衰で亡くなった。
3人は同じ特別養護老人ホームに入居していた。
旭区の80代女性は1日に陽性が判明。2日に新型コロナで亡くなった。
同区の90代女性は2日に陽性が判明。3日に新型コロナで亡くなった。
同区の100歳代女性は1日に多臓器不全で死亡後、陽性が判明した。
2人は同じ有料老人ホームに入居していた。
港北区の90代女性は7月29日に陽性が判明。8月3日に新型コロナで亡くなった。
同区の別の90代女性は7月31日に陽性が判明。8月6日に新型コロナで亡くなった。
3人は別々の介護老人保健施設に入居。
都筑区の90代女性は7月30日に陽性が判明。8月8日に心不全で亡くなった。
戸塚区の80代男性は2日に陽性が判明。7日に老衰で亡くなった。このクラスターによる死者は2人目。 同区の別の80代男性は4日に陽性が判明。6日に急性腎不全で亡くなった。
2人は別々の有料老人ホームに入居。
戸塚区の90代女性は7月28日に陽性が判明。8月6日に新型コロナで亡くなった。
同区の90代男性は7月29日に陽性が判明。8月8日に新型コロナで亡くなった。このクラスターによる死者は2人目。
そのほか、港南区の80代男性は4日に自宅で倒れているところを家族が発見、主治医が死亡確認した際に陽性が判明した。死因は調査中という。
神奈川区の80代女性は2日に陽性が判明。8日に新型コロナで亡くなった。
新規感染者の年代別では40代が792人で最多。20代790人、30代698人、50代685人、10歳未満677人、10代547人、60代397人、70代378人、80代227人、90代97人、100歳以上5人の順だった。
市内の新規クラスターは14件。特別養護老人ホーム4施設、有料老人ホーム4施設、緑、戸塚区内の医療機関などで5~31人に感染が確認され、市がそれぞれクラスターと認定した。