長らく休園していた広島・尾道市の「シトラスパーク瀬戸田」が、10日にリニューアルオープン。テーマは「絶景グランピング」です。
園内には、宿泊用のグランピング施設8棟が完成し、リニューアルオープンのセレモニーが開かれました。
シトラスパーク瀬戸田は、1998年に柑橘のテーマパークとして開園しましたが、利用客数の低迷が続き、7年前から休園していました。
公園は10日から一般開放。マリモホールディングスなど3社でつくる「せともす」が、尾道市から無償で貸与され、運営します。
杉木健那記者
「こちらがドーム型のグランピング施設です。広い空間となっていて、瀬戸内海の風景を楽しみながら過ごすことができます」
広さがおよそ40平方メートル、高さ4メートルほどあるドーム型は2棟です。ガスグリル付きの食事小屋が併設されています。
6棟あるヴィラタイプは、小上がりの畳スペースや、開放感のあるテラスが特徴です。
屋外にテントサウナがある施設や、ドッグランを設けたタイプもあります。「絶景グランピング」をテーマに、8棟全てにプライベートガーデンが設けられました。
せともす 端 正敏 社長
「みなさんが気軽に利用していただける公園にしていきたいというのと、コストはかかりますので、それを抑えながら、みんなで作り上げる公園をコンセプトにやっていきたい」
尾道市 平谷 祐宏 市長
「新しい民間の力を結集した新しい公園を作るということが全く違ってくると思いますし、これからの時代にはそれが非常にふさわしいものだととらえている」
12日からは宿泊客の受け入れも始めます。素泊まりは1人・1万4600円から、地元の食材も味わえる1泊2食付きは2万5050円から利用できるということです。