マガモの雛たち、酷暑でもすくすく 箱根ガラスの森美術館

すくすくと育ち水遊びをするマガモの子どもたち=箱根町仙石原の箱根ガラスの森美術館

 「箱根ガラスの森美術館」(箱根町仙石原)の庭園池で7月に誕生したマガモの雛(ひな)がすくすくと育ち、酷暑の中でも水遊びをする姿が来館者の目を楽しませている。同館は「どんな企画にも負けず来館者を楽しませてくれるマスコット」と雛たちの成長を見守っている。

 1996年の開館当初から池にマガモの親子が住み着き、夏に生まれた雛が親鳥とくっついて泳ぐ姿がおなじみの光景となっている。今年は7月21日、池のモニュメントの足元に産んだ卵から7羽がかえった。

 新型コロナウイルスの感染再拡大により、一度はコロナ以前の水準まで回復しつつあった来館者は再び減少傾向。津軽誠一総支配人は「これからのお盆休みが書き入れ時で例年の8割程度、客足が戻ってきてほしい。かわいいマガモたちの姿をお客様に楽しんでもらいたい」と話した。

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