第2次岸田改造内閣発足 寺田氏が総務大臣に就任 旧統一教会関係も釈明

第2次岸田改造内閣が発足しました。衆議院広島5区選出の自民党・寺田稔議員が、初めて入閣し、総務大臣に就任しました。

寺田氏の議員会館の事務所には、総理官邸側から午後1時20分ごろ、電話が入りました。

寺田稔 衆議院議員
「今連絡があった。直ちに官邸に来てほしいと」

寺田稔 衆議院議員
「大変幅広い行政全般ではあるが、しっかり与えられた職責を果たして参りたい」

RCC

このあと、寺田氏は皇居での認証式に臨み、発足した第2次岸田改造内閣の総務大臣に就任しました。

寺田氏は旧大蔵、財務官僚を経て、2004年の衆議院補欠選挙で、広島5区で初当選しました。

寺田稔 衆議院議員(初当選の挨拶)
「保守本流の灯を、決して消してはいけないという皆様方の熱い思い」

義理の叔父で、外務大臣や防衛庁長官などを歴任した池田行彦さんの死去を受けて、後を継ぐかたちでの政界入りでした。宏池会の創設者・池田勇人元総理大臣は、義理の祖父にあたります。

当選6回を数え、岸田総理大臣とは同じ宏池会で、同学年という間柄でもあります。

寺田氏は、母親が入市被爆した被爆2世です。これまでの議員活動で、核兵器廃絶や被爆者救済に力を入れ、岸田内閣では核軍縮不拡散を担当する総理大臣補佐官を務めてきました。

RCC

地元・呉ではー

市民
「市民としてはうれしい。待っていた。待ちに待っていたので安心した」

市民
「思っていることを国政で実現してほしい」

市民
「少しでも行きやすい日本にしていただけるよう頑張ってもらえれば」

一方、寺田氏は、自分の政治団体が、2018年に旧統一教会の関連団体の会合に2万円の会費を支払っていたことを明らかにしました。会合には参加しなかっということです。関連団体を含めて献金や選挙支援を受けたことはないとしています。

RCC

寺田稔 衆議院議員
「少なくとも組織として献金を受けたことは一切ないし、また、組織として、選挙の支援をいただいたことは一切ない。旧統一教会、旧統一教会に限らず、社会的にも問題になるような諸団体については、お付き合いすることはないようしたいと思う」

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