あばれる君がサバイバル本を発売「サバイバーではなくお笑い芸人です!」

お笑いタレントのあばれる君が10日、都内で初の著書『ぜったいに生き残れ! あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』(講談社)の発売記念イベントを行った。あばれる君は「僕のサバイバルが好きな気持ちが伝わりまして、講談社様が信じてくれて、このお話をいただくことになりました。感動しましたね。まさか自分が本を出せるなんて思いませんでした。高校時代に自分の心の内側のポエムを書いていたのですが、それを除けば初めての著書となりました」と喜んだ。

内容について聞かれると「目で見て楽しめる本だと思います。一番見てほしいのはご飯ですね。僕は外で美味しいご飯を炊くのが大好きなんですけど、外で食べると2・3倍は美味しくなります。外が好きじゃないという子もこれを読んで、外に出て何かしら挑戦してもらうキッカケになればと思います。子どもの自由研究にもいいと思います」とアピールした。サバイバルの魅力について問われると「自分で、モノを作る楽しさ、そういうところにありますね。家にはテープやハサミはあるじゃないですか。無人島とかでは、つなぎとめるのを麻ひもや竹ひごで使って縛ったりするんですよ。作っていると手の皮が痛くなったりしますけど、モノ作る実感すごい感じます。ご飯の美味しさも魅力ですよ。その場で取った物を焼いて食べたり、いろいろ感じるところがありますね」と語った。

最近は冒険家なのか、お笑い芸人なのかどちらかわからないという意見も多いそうだが、今の肩書について質問が飛ぶと「肩書はお笑い芸人に決まっているじゃないですか。冒険家ではありません。本物の冒険家はいますから。サバイバーよりの芸人であることは間違いないです」とコメントした。続けてお笑いとサバイバルのどちらが好きか問われると「もちろんお笑いでしょ」と即答。「お笑いは聞き手がいるからサバイバルのように叫んで一方的なのじゃダメですもんね。ちょっとお笑いの方が難しいかもしれませんね」と答えた。サバイバルは命の危険があると言われているが「スベることも芸人生命に関わりますから。怖くないっていったらウソになりますけどね」と苦笑した。

芸能界をサバイバルするためにご自身で気をつけていることは「遅刻しないとかそういうことですね。あとは粘り強く一歩一歩、滑っても滑っても立ち上がることです」と力を込めた。

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