日本はなぜ感染拡大が止まらないのか―華字メディア

華字メディアの日本華僑報網に8日、日本はなぜ新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないのかとの記事が掲載された。以下はその概要。

世界保健機関(WHO)の発表によると、7月25日から31日までの世界の新型コロナウイルス新規感染者数は656万人で、うち日本は最多の137万9000人を占めた。日本に次いだのは米国の92万3000人だ。誰もが清潔さを認める日本がこのような方法で1位になったことは日本国民だけでなく、世界も困惑させた。感染が爆発したばかりの頃を振り返ってみると、日本のマスク使用率は最も高く、今日に至っても屋外であれ屋内であれ、また暑い7月、8月であっても人々はマスク着用を堅持し、消毒と手洗いを積極的に行っている。

新型コロナは「口を開けるのを少なくし、こまめに手を洗う」ことが感染防止の最も効果的な対策だ。日本はこれができているのになぜ感染がこれほど深刻なのか。

実際、この問題はすでに重要視されており、厚生労働省は感染者がこれほど増えた主な要因として、「ワクチン接種後、時間の推移に伴い感染予防効果が下がった」「人の移動が比較的頻繁で、公共の場所で人流が増えた」「オミクロン株亜系統BA.5の拡散が速すぎる」「暑さでエアコンの使用が増え、室内の喚起が妨げられた」ためと分析している。だが、この4点は他の国にも存在するもので、日本の感染者数が世界最多となったことの説明にはならない。これについて大阪大学医学部附属病院感染制御部部長の忽那賢志教授は自身の分析と見解を示している。

それによると、米国の総人口は約3億3000万人で、これまでに9000万人以上が感染しているが、これは検査室で診断された症例にとどまる。2022年2月に米国で行われた全国的な調査では米国民の57.7%がN抗体が陽性だった。とりわけ0~17歳は70%を超えており、米国民の80%がオミクロン株に対してすでに免疫を持っているとの試算があるという。一方、日本で同時期に行われた調査によると、N抗体陽性率はわずか4.27%だった。つまり、米国でオミクロン株への感染が広がっていた時、日本の感染率がまだ爆発的ではなかったことは、日本の「新規感染が増える空間」がまだ広いことを意味している。

ただ、感染について言うとその効果はワクチンと同様、時間の推移とともに弱まる。長時間が経過した後、ウイルスが再び変異して新たな流行が起こると、米国のように過去の感染で備えた抵抗力という強みは消え、広範囲の感染のぶり返しは避けられないだろう。(翻訳・編集/野谷)

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