◆横浜DeNA3-0阪神
文句なしの熱投だった。浜口が8回3安打無失点で三塁を踏ませず、阪神・伊藤将との息詰まる投手戦を制した。7月17日以来の5勝目をつかんだ左腕は「自分の勝ち星は気にしていない。チームが勝つことが一番」と表情を崩した。
140キロ台中盤の直球に力があり、落差のあるチェンジアップとフォークボールで狙い球を絞らせなかった。0─0の八回1死から陽川に右中間を破られ、初めて二塁に走者を置いた。それでも、「最後、もう一踏ん張りだ」。続く梅野を早めに追い込み、チェンジアップで空振り三振に。最後は木浪を二ゴロに打ち取ると、グラブをたたいて左拳を突き上げた。