中国の自動車がチープなコピー製品だった時代はすでに終わった―独メディア

2022年8月9日、環球網は、中国の自動車業界の新勢力がドイツ市場を席巻しつつあるとする、ドイツのメディアグループRNDの7日付文章を紹介する記事を掲載した。

文章は「長年、中国の自動車メーカーは欧州市場を開拓する能力を持っていると認識されてきた。今年に入って、ドイツ連邦自動車庁(KBA)が中国メーカーを初めて公式統計データに組み込んだことに気付いた自動車愛好家は多くないはずだが、これが文化革命の始まりになるかもしれない。自動車業界は長い間中国人の到来を心配し続けてきたが、彼らは突然やって来た」とし、今年1〜7月に中国メーカーの自動車7000台がドイツで登録され、欧州全体でも今年1〜6月に登録された中国車が7万5000台に達し、年間で15万台に上る見込みであることを紹介した。

そして、名爵(MG)、栄威(Roewe)、ボルボの姉妹会社である領克(Lynk&Co)がドイツ市場で展開しているほか、世界最大の電気自動車(EV)メーカーであるBYDも今年10月にドイツで自動車販売を開始する計画だと伝えるとともに、中国はEVとともにバッテリー技術でも世界をリードしていると指摘した。

その上で「総じて、中国の自動車がチープなコピー製品だった時代はすでに終わった」とし、独自動車マネジメントセンター(CAM)が自動車メーカー28社、80ブランドを対象にイノベーション力を評価した最新イノベーションランキングでは上海汽車が4位、BYDが5位に入り、特にEV分野での評価が高いことを紹介している。

文章はさらに、中国車が持つ強みとして割安な価格を挙げた。現地で発売されている中国車で最も高額な名爵の「Marvel R」でも販売価格が5万ユーロ(約690万円)であり、西洋メーカーが数量より1台当たりの利益を重んじて小型車の生産から手を引きつつある中、この価格帯は「空白地帯」となっており、「中国車がこの空白を埋めることになる」と伝えた。(翻訳・編集/川尻)

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