旧統一教会イベント、京都市施設が複数会場に 市長は2日の会見で貸与否定

旧統一教会の関連団体が開いた催し「ピースロード」では京都市の国際交流会館のイベントホールが使用されていた。実行委員長の二之湯智参院議員(当時)のあいさつもあった

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が開催したイベントの会場として、京都市が所管する複数の公共施設が使用されていたことが10日、市などへの取材で分かった。門川大作市長は2日の記者会見で、教団側への会場の貸与について「把握している限りございません」と述べていた。

 市によると、2018年8月に関連団体が実行委員会を組織して開いたイベント「ピースロード」の会場として左京区の市国際交流会館を貸したという。催しは若者が世界平和を願って自転車で縦走する内容で、実行委員長は当時参院議員だった二之湯智・前国家公安委員長が務めていた。

 また17年12月には、関連団体の一つである「APTF」の京都協議会が開いた「孝情クリスマスフェスティバルin京都」の会場として市西文化会館ウエスティ(西京区)が使われた。京都新聞社が入手したチラシには世界平和統一家庭連合が後援し、二之湯氏が講演したとの記載がある。翌18年12月にも同様の催しが市東部文化会館(山科区)で開催された。

 門川市長は会見で旧統一教会や関連団体と自身の関わりは「一切ない」と述べた上で、市によるイベントの後援や会場の貸与も否定していた。施設を所管する市の担当者は「他の利用者に迷惑をかけたり、管理上の支障が出たりしなければ利用は制限できない」としている。

© 株式会社京都新聞社