「元気な顔が見られて安心した」 ソマリア沖で海賊対処の海上自衛隊員が帰港 7か月ぶりに家族と再会

アフリカのソマリア沖で海賊対処の任務に就いていた、海上自衛隊の護衛艦が10日、呉基地に帰港しました。

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ソマリア沖に派遣されていたのは、護衛艦「さみだれ」です。10日、隊員や家族たち約190人が出迎える中、無事帰港しました。

海上自衛隊第4護衛隊司令 高橋秀彰1等海佐
「任務を終え、只今帰国しました」

ただ、複数の乗組員から新型コロナウイルスの感染者が確認されたため、乗艦したままで式典が行われました。

自衛隊は海賊対処法に基づき、13年前から部隊をアフリカのソマリア沖に派遣し、船舶の護衛を行っています。「さみだれ」は、今年1月に第41次隊として呉基地を出港し、任務に就いていました。

帰国した隊員たちは、上陸することは出来ませんでしたが、久しぶりの家族との再会を喜んでいました。

家族
「無事に帰ってきてほしいなと思っていたので、元気な顔が見られたので安心した」

この後、乗組員たちは検疫を受け、全員の陰性が確認されれば、家族のもとに帰ることができるということです。

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