東日本から沖縄・奄美 残暑続く 前線や湿った空気の影響受けやすい 気象庁1か月予報

気象庁は11日(木)、向こう1か月(8/13~9/12)の天候の見通しを発表した。東・西日本、沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温が高く、特に沖縄・奄美は2週目(8/20~8/26)にかけてかなり高い見込み。前線の影響を受ける時期があるため、東・西日本の日本海側の降水量は平年並みか多くなりそうだ。

 1週目(8/13~8/19) 北・東日本の日本海側は、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い。沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。

 2週目(8/20~8/26) 北・東日本の日本海側は、前線や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

 3~4週目(8/27~9/9) 東日本の太平洋側、西日本、沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多い見込み。

■高温に関する早期天候情報

 九州南部、沖縄・奄美は、17日(水)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけている。熱中症対策など、健康管理にも注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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