北日本は12日(金)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。
前線が華北から日本海を通り北日本へのびていて、前線上の日本海には低気圧があり東北東へ進んでいる。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北を中心に大気の状態が非常に不安定となっている。12日(金)は前線上の低気圧が北日本を通過し、降水が強まる所がある見込み。前線の活動は14日(日)ごろに一時的に弱まる見込みだが、15日(月)ごろから再び活発となるおそれがある。
■大雨・雷・突風
東北では、これまでの大雨により、土砂災害の危険度が非常に高くなっている所がある。北日本は12日(金)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。
<12日(金)夕方までの予想雨量(多い所)>
東北 200ミリ
北海道 120ミリ
<その後、13日(土)夕方までの予想雨量(多い所)>
東北 100~150ミリ
北日本は土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。13日(土)以降も雨が降り続き、東北を中心に雨量がさらに増えるおそれがある。東北は落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。ひょうが降ることも予想されるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。