子どもたちが「化粧のちから」体験 資生堂の工場で見学会 大田原

保護者に口紅を塗ってあげる子どもたち

 【大田原】中田原の資生堂那須工場は11日、市民を対象とした初の工場見学会と体験イベント「化粧のちから体験会」を開催した。

 同工場は2019年12月に操業開始。新型コロナウイルス禍のため、外部向けの見学会などが実施できずにいた。初の見学・体験会は夏休みに合わせ、化粧品の製造過程などを理解してもらおうと企画した。

 この日は事前に申し込んだ市民約100人が参加。同工場が大田原の地下水を使って生産している化粧水や乳液の、製造から梱包(こんぽう)までの流れを見学したり、紫外線の肌への影響を実験で確かめたりした。

 体験会では、子どもたちが白衣などを着用して「ビューティーコンサルタント」になりきった。化粧品の使用法を教わった後、パーソナルカラーを診断して似合う口紅を選び、真剣な表情で塗るなどした。

 化粧に興味があるという市野沢小1年渡辺結衣(わたなべゆい)さん(6)は「楽しかった。自分も化粧したかった」と笑顔で話した。

口紅の塗り方を教わる参加者ら
パーソナルカラーを診断する子どもたち

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