栃木県内新たに3010人感染 クラスター12件 新型コロナ

栃木県内の新型コロナウイルス感染者数(11日発表分)

 栃木県と宇都宮市は11日、新たに計3010人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は15万5536人となった。80歳以上男性、70代女性、50代女性の計3人が10日に死亡し、県内の死者は計328人となった。また、県南部を中心にクラスター(感染者集団)が12件発生した。

 10日時点の病床使用率は62.1%、重症病床使用率は17.4%となった。

 新規感染者は10歳未満〜100歳以上の男女。

 クラスターは栃木市の高齢者施設で61人に上ったほか、壬生町の障害者施設で36人、栃木市の障害者施設と佐野市の高齢者施設で各23人が感染した。このほかにも同市、栃木市、壬生町で各2件、小山市と足利市で各1件発生した。

 死者のうち1人は自宅療養中に体調が悪化し、医療機関へ搬送後に死亡した。ほかの2人はそれぞれ入院中、自宅療養中だった。

 入院者362人、宿泊療養者472人、自宅療養者(療養先調整中含む)2万7295人、重症者8人。

 【11日の市町別感染者数】

 宇都宮市673人、小山市268人、那須塩原市248人、佐野市221人、栃木市215人、足利市212人、大田原市147人、真岡市145人、鹿沼市139人、日光市97人、下野市95人、さくら市69人、壬生町66人、高根沢町44人、矢板市43人、野木町、那須町各35人、那須烏山市33人、上三川町29人、益子町27人、芳賀町24人、那珂川町17人、茂木町、市貝町各10人、塩谷町7人、県外等101人

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