秩父ぶどう組合連絡協議会は10日、埼玉県長瀞町本野上の長瀞果樹園で開園式を行い、秩父路にひと足早い秋の味覚シーズン到来を告げた。観光ブドウ園は秩父市と皆野、長瀞、横瀬町内の計47園で構成。約25ヘクタールで50種類近くのブドウを栽培し、収穫量約250トンを見込む。
協議会の新井範会長(66)は「今年は梅雨明けが早く、高温が続いているが、生産者が栽培課題を乗り越えながら栽培し、糖度、形、着色ともに上質なブドウに仕上がっている」と絶賛する。
現在の食べ頃は、種なしで緑白色のヒムロットシードレス。皮ごと食べられる秩父地域の限定品種「ちちぶ山ルビー」は、今月中旬から本格的に販売が始まる。
問い合わせは、秩父観光農林業協会(電話0494.23.3557)へ。