人魚伝説を基に「お化け屋敷」開設 地元の福井県高浜町で8月13日スタート

「若狭高浜人魚怪談」への来場を呼び掛けるお化け屋敷の案内人=8月10日、福井県高浜町塩土の町漁村文化伝承館

 福井県高浜町塩土の町漁村文化伝承館を舞台にしたお化け屋敷「若狭高浜人魚怪談」が8月13日から始まる。高浜の漁村の歴史や文化を伝える建物が、町内に伝わる人魚伝説に基づく“恐怖の館”に変貌する。

 高浜まちづくりネットワークが企画した。ホラー小説「カラダ探し」などを発表している同町の作家、ウェルザードさんの監修を受け、会場設営や小道具の準備を7月から進めてきた。

 同町音海に伝わる人魚伝説を基にストーリーを構成した。1年前に海で命を落とした友人からメッセージを受け取り、何かに導かれるように謎の建物へ足を踏み入れるという設定。用意された五つのミッションに挑戦しながらお化け屋敷内を進み、友人の死の真相に迫っていく。

⇒国道8号の片側交互通行、もうすぐ解消

 小学1~5年生向けの子どもコース(5分)と、小学6年生~大人向けの本格コース(10~15分)を用意、怖さのレベルが異なる。ストーリーを説明する約2分間のビデオ、血の跡がついた襖(ふすま)や障子などのさまざまな仕掛け、黒いマントと仮面を着けた案内人が参加者の恐怖心をかき立てる。

 同ネットワークの担当者は「ぜひ恐怖を体験してほしい」とPRしている。

 8月28日まで。午後3時~同8時(最終受け付けは同7時半)。17、24日休館。子どもコース300円、本格コース800円。

© 株式会社福井新聞社