スタッド・ランスに移籍した伊東純也は背番号39を背負うことになった。
ここでは、39番をつけたスター選手たちを取り上げてみる。
トニ・クロース(レアル・マドリー)
ドイツが誇る世界最高峰のキック職人。
バイエルン・ミュンヘンとローン先のレヴァークーゼンでは一貫して39番を着けた。
バイエルン時代に「かつてウリ・ヘーネスがあなたのために10番をとっておこうとしていた。39番から新しい番号にするタイミング?」と聞かれた際には「いや、僕は39番でとてもうまくやっている。10番は手に余るよ」と答えていたとか。
ただ、スペインではルール上25番までしかつけられないこともあり、レアルでは8番をつけている。
スコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド)
ユナイテッドの生え抜きとしてプレーするスコットランド代表MF。
デビュー以降、一貫して39番を背負い続けており、変更するつもりはないようだ。
「39は特別さ、最初につけた番号だからね。誰からも番号を変えろとは言われていない。3年前も2年前も1年前もね。何も言われていないけれど、全く問題ないさ。自分自身に問いかけたことすらないし、番号を変えようと思ったこともない。全く問題ないから39番なんだ。今ではどこでも39番を見るから、頭から離れないんだ!」とのこと。
ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)
6月の日本代表戦で来日した現役ブラジル代表MF。
アトレチコ・パラナエンセとリヨンでも39番をつけており、彼にとってこの数字には意味がある。
タクシー運転手として1日15時間働いて支えてくれた父親が21年間乗っていたタクシーの車両番号が039だったのだ。
ブルーノがアトレチコ・パラナエンセで39番を与えられたのは偶然だったそうで、本人も運命的なめぐり合わせに驚いたとか。
ルーカス・パケタ(リヨン)
ブルーノとともに6月に来日したブラジル代表MF。
彼もフラメンゴとミランで39番をつけた。フラメンゴでデビュー当時に背負った39番に愛着を持っているのが理由。チャレンジの気持ちを忘れないためにミランでもこの番号を求めた。
なお、現在プレーするリヨンでは10番をつけている。
アントニ(アヤックス)
東京五輪の優勝メンバーでもあるブラジル代表FW。
プロデビューしたサンパウロとアヤックスで39番を背負っている。
家族にとっても39番は大事な番号だそうで、本人はこの数字をタトゥーで彫ったほか、10番や11番といったエース番号を断ったほどこだわりを持っていた。
ただ、アヤックスでは現在、11番をつけている。
クレイグ・ベラミー
悪童としても知られたウェールズ代表FW。
マンチェスター・シティやリヴァプールなどで39番を背負った。4年ぶりにリヴァプールに復帰した際には若手がその番号を譲ったほど。
シティ時代からこの番号を背負い始めたが、こだわった理由は分からず。
ニコラ・アネルカ
アーセナル、レアル・マドリー、PSG、リヴァプール、マンチェスター・シティ、チェルシー、ユヴェントスという錚々たるクラブでプレーしたフランス代表FW。
シティ時代から39番を好んでつけたが、「シティに加入した時、3つの番号しか選べなかった。そのうちのひとつだった39番を選び、それ以降はずっとつけたかった」というのが理由だ。