金沢大学ナノ生命科学研究所研究情報:高校生が「がん研究」に挑戦! がん研究早期体験プログラムを開催

金沢発!がん克服プロジェクト がん研究早期体験プログラム「がん研EEP」本物に触れ、未来を創ろう!

2022/810
金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI) https://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/

金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)プレスレリース

発信元:金沢大学ナノ生命科学研究所

DATE: 2022年08月10日

金沢大学ナノ生命科学研究所研究イベント情報:高校生が「がん研究」に挑戦! がん研究早期体験プログラムを開催

(Kanazawa 10 August)金沢発!がん克服プロジェクト がん研究早期体験プログラム「がん研EEP」~本物に触れ、未来を創ろう!~

金沢大学がん進展制御研究所・ナノ生命科学研究所「がん研究早期体験プログラム」については、こちらをご覧ください。
http://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/graduate/gankeneep/

金沢大学がん進展制御研究所とナノ生命科学研究所は、高校生を対象とした「がん研究早期体験プログラム(がん研究 Early Exposure Program)を令和4年8月1日(月)から8月5日(金)の期間で開催しました。

本プログラムは,高校生にリアルな研究現場を紹介し,研究の魅力を伝えることにより,将来の進路を考える一助となることを目的として初めて企画したものであり、国内外から延べ93名もの高校生が参加しました。

8月1日(月)から8月4日(木)にかけては、11の研究室で研究体験プログラムが行われ、少人数のグループに分かれた高校生たちが、研究者から直接指導を受けながら、フローサイトメーターによる細胞分取、遺伝子変異解析、蛍光顕微鏡による細胞観察、さらには高速原子間力顕微鏡の操作など、研究者さながらの実験に取り組みました。また、8月5日(金)に開催した授業編では、3名の講師の方から「臨床医学の立場からのがん転移と薬剤耐性」、「生物物理学的手法を用いた生命現象の理解」そして「情報科学をベースとした新しい創薬技術」という異なる視点で、いかにグローバルな難題に挑戦するのか、最先端の研究に関する特別授業を受講しました。

プログラムを終えた高校生からは、「高校では出来ない体験が出来た」、「研究の大切さを感じた」、「自分も新しいことを見つけたい」などの声が聞かれ、リアルな研究現場に興奮した様子が見て取れました。また、研究者からは「筋のいい質問がたくさんあった」、「顕微鏡を見る度に、おーっと声が上がっていて本当に反応がよかった」という感想が出るなど、お互いによい刺激になりました。
わずかな時間ではありましたが、研究体験をベースとした高校生と研究者の交流が、高校生が将来のキャリアについて考える一助となり、明るい未来を創る原動力になることを期待しています。

※本プログラムは令和3年度に実施したクラウドファンディングプロジェクト『金沢発!未来のがん研究者を育む「がん克服プロジェクト」』に寄せられたご寄附及び「和田哲がん基金」を運営資金として実施いたしました。

金沢大学がん進展制御研究所・ナノ生命科学研究所「がん研究早期体験プログラム」については、こちらをご覧ください。
http://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/graduate/gankeneep/

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【本件に関するお問い合わせ先】

■広報担当
金沢大学ナノ生命科学研究所事務室
米田 洋恵(よねだ ひろえ)
TEL:076-234-4556
E-mail:nanolsi-office@adm.kanazawa-u.ac.jp

金沢大学医薬保健系事務部薬学・がん研支援課研究協力係
吉田 元博(よしだ もとひろ)
TEL:076-264-6702
E-mail:kucri-cf@adm.kanazawa-u.ac.jp