photo by ViVi Koharu
TikTok でバズりまくりのピアニスト、五条院凌（ごじょういん りょう）が8月10日（水）Billboard Live YOKOHAMAにてコンサートを開催した。 自身まだ4回目のワンマンショー、異例のスピードで実現でもあったBillboardでの公演となる。 赤いカーペットの真ん中にピアノが置かれたステージ。 1st公演では森の中にいるような、2nd公演では月明かりの中のような演出で1曲目がスタート。 1st公演 3曲目のボカロカバー曲「愛して愛して愛して」では原曲の闇を感じる世界観を忠実に再現した演出に目が惹きつけられた。
6曲目、7曲目には8月3日（水）にリリースされたばかりの2ndミニアルバム『Marvelous』から「TOCCATA」「ILLUSION」と2曲続けて披露。 TOCCATAとは即興的な自由な演奏という楽曲形式を表す音楽用語で、クラシックを学び続けてきた彼女ならではのパフォーマンスだった。 「ILLUSION」はライブでは初披露の楽曲。自然の中にいる世界観を彷彿させる、まるで映画を観ているかのようで、どこかメルヘンさも感じられた。
2nd公演8曲目はアニソンカバー曲「悪魔の子」を披露。 曲前のMCではこの楽曲との出会いや心が動かされた歌詞について語っており、楽曲へのリスペクトを感じられる演奏だった。 10曲目の「ENDLESS SUMMER」ではトラックに合わせて手拍子を煽り、お客さんと一緒に音楽を楽しみたいという彼女の想いが演出に溢れていた。 本編最後は五条院には欠かせない存在となっている薔薇をイメージして制作された「Rose Waltz」。バックにはたくさんの薔薇が照明で照らされ、会場は彼女の麗しいピアノの音色に酔いしれていた。
アンコールでは爽やかな水色の衣装に着替えて登場し、「echo」を披露。 夏の思い出や青春を振り返るようなしっとりとした演奏で本公演は終了した。
また、MCで今年一年の総締めくくりとして11月3日（木・祝）に品川インターシティホールでのコンサートが開催されることが発表された。 さらにに華やかなステージが期待される本公演、まだ五条院の麗しいピアノの音色を体感したことない方もぜひこの機会に足を運んでいただきたい。
