アビスパ福岡のクルークスに聞いた!ヘンクで一緒にプレーした「デ・ブライネの印象」が興味深い

新型コロナ陽性者が続出し、非常に厳しいチーム状態での戦いを強いられているアビスパ福岡。

8月3日と10日に行われたYBCルヴァンカップ準々決勝のヴィッセル神戸戦では、第1戦でGK山ノ井拓己をフィールドプレーヤーとして起用。Jリーグ史上に残る“スクランブル”での奮闘ぶりで、見事2試合ともに勝利し、クラブ初のベスト4進出を果たした。

第2戦ではベンチにGK2人、そしてFPは28歳のベルギー人アタッカー、ジョルディ・クルークスしかいなかった。これで勝ったのは本当に凄い!

Qolyではそんなクルークスに少し前、単独インタビューを実施。

昨年スタートさせた「選手のお名前企画」に関する話題とともに、ケヴィン・デ・ブライネやティボー・クルトワなどを輩出したヘンクや伊東純也、アビスパ福岡のことなどいろいろ聞いてみた。記事ではその一部を紹介。

(取材:2022年6月8日)

――元ヘンクの鈴木隆行選手も大活躍した2002年ワールドカップで、日本とベルギーは2-2の引き分け。そして2018年大会は大逆転でベルギーが勝利しました。

ええ、そうですね。

私はユース年代にベルギーの育成を経験しましたが、代表チームに個の力がある選手がたくさんいて、ベルギーのサッカーがすごく強くなっていた時代、それが2018年のワールドカップでした。

日本と対戦することになった時はベルギーがいけるだろうと思っていました。ただ、日本のフットボールは(想像していたより)すごいなと感じました。

当時は自分がその後、日本に来るとは思ってもいなかったですけど。今こうして日本に来て、プレーすることがすごく楽しいです。とてもコンパクトなサッカーをしますし、良いアタッカーがいて素早いサッカーをする。そんな印象がありますね。

――まさに大躍進したベルギー。何か育成に秘密があるんですか?

どうでしょうね。私は当時ベルギーのユース代表に入っていて、ティボー・クルトワやケヴィン・デ・ブライネ、エデン・アザールらとも一緒にプレーしました。

プロフェッショナルとユースという違いはあったんですけど、そこに何か大きなトレーニングの違いや特殊なトレーニングというのは自分の中では感じなかったですね。やることは一緒というか。

――すごいビッグネームばかりですね!

自分がユースでやっていた時、彼らもトップチームでプレーしたりしていて、ベンチから彼らのプレーを見ていたんですけど、本当に格が違うというかすごいプレーをしていました。

自分がトップチームに上がって一緒にプレーした時も全然レベルが違っていて、格の違いを感じました。

――デ・ブライネ選手はどんな選手でしたか?

デ・ブライネという選手は、2つ3つ先に何が起こるかを分かっていました。それをもとにプレーしていることを一緒にプレーしていて肌で感じましたね。もうこれは「すごいな」と。

動画では他にも、名前の本人発音や由来、“黄金世代”のベルギー代表について、来日した経緯やアビスパ福岡のサッカー、さらには来日当初に助けられた「食材」まで、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!

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アビスパ福岡は今週、8月14日(日)にアウェイで鹿島アントラーズと対戦。20日(土)にはホームのベスト電器スタジアムに川崎フロンターレを迎える。

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