勝連で105センチロウニンアジ

 タマンやガーラなどのぶっ込み釣りを中心に、船釣りなども楽しむ、はりよしモニターの山城善成さん。モニターになってからはロウニンアジを釣り上げ、針の強さを証明したいと、宮古島まで遠征したが、サメの猛攻に合い、目的の魚は釣れなかった。

 7月30日、台風5号の影響で雨が降ったりやんだりの天気の中、タマンを狙って自宅から15分の勝連海岸のマル秘ポイントへ。午後7時から釣り開始。アオリイカの切り身を餌に仕掛けを振り込むと60.5センチを筆頭に3匹のタマンが釣れた。下潮に入った午後10時半に、モゾモゾとしたアタリの後、さおが大きく曲がり、リールからラインが引き出された。その走り方からロウニンアジだと確信した山城さん。10分ほどで足元近くまで寄せたのは105.3センチ、15.2キロのロウニンアジだった。「灯台下暗し」とはこの事だと笑った。

 これまで5キロと10キロのアーラミーバイを釣った内間仁基さんは、今度は大物が釣りたいと、8月6日、慶良間沖に出掛けた。午後2時にいきなり泳がせ、竿(さお)が海中に突き刺さり、海中に引きずり込まれそうな強い引きに耐え、夢中でリールを巻いた。10分後、自己記録を大きく上回る40.2キロのアーラミーバイが浮いた。

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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