ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンがポーランドの作曲家、カロル・シマノフスキの音楽に焦点を当てた新作『シマノフスキ:ピアノ作品集』を9月30日(金)にリリースされることが決定した。
このアルバムでは、ツィメルマンがシマノフスキを偉大なピアノ音楽の作曲家として位置づけることを目指し、28年かけて研究し、今年10月3日に迎えるシマノフスキの生誕140周年に向けて録音に挑んだもの。
ワーグナーなど後期ロマン派の影響を受けた初期、ドビュッシーやストラヴィンスキーと関わった中期、ポーランドの民族音楽に傾倒した後期へと、シマノフスキの変遷していく作風を、ツィメルマンの選曲により味わうことができるアルバムとなっている。
また、今作の録音は今年6月に、広島県・福山市のふくやま芸術文化ホールにて行われた。ツィメルマンは、友人である音響設計家の豊田泰久氏が設計したこのホールについて「豊田氏のホールでは、すべての音がクリアで、なおかつクッションで包まれるような温かみのある響きが魅力的です」とコメント。
さらに、1994年にツィメルマンが初めて録音したシマノフスキの作品《仮面劇》の未発表音源も収録される。
■商品情報
クリスチャン・ツィメルマン『シマノフスキ:ピアノ作品集』
2022年9月30日 (金)発売
MQA/UHQ-CD UCCG-45059 定価¥3,080
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