ガーシー参院議員、帰国&登院意思示す「戻って来たい」 N党・立花氏は世論を味方につける〝特大暴露〟に期待

NHK党の立花孝志党首(54)が12日、都内で党の定例会見に臨んだ。現地時間7、8日にドバイで、同地に滞在中のガーシー参院議員(50)と会談した立花氏は「日本に戻って来たいという強い意向を持っている。議員も辞めたくないという意向もある」と、ガーシー氏が帰国して国会登院する意思があることを明らかにした。

立花氏は「詐欺の逮捕は恐れていないが、名誉毀損、脅迫、そっちの方に逮捕の可能性がある」と、ガーシー氏がドバイに滞在し続ける理由を改めて説明しながらも「絶対に戻ってこないということはない」と強調した。

警察の不当逮捕を避けるためにも、世論を味方につけることが帰国の条件とした立花氏は「〝ガーシー、よくやってくれた〟と、国民が成田空港にガーシーを出迎えるくらいの暴露が必要。国民の絶大なる評価があって『逮捕はまずい』という議論になれば帰ってくる」と持論を述べた。

秋の臨時国会で、法的拘束力が無いガーシー氏の辞職勧告決議案が決議される可能性を示した立花氏は「秋の臨時国会については、日本に戻ってくる予定はない。来年の通常国会では、除名が採決される可能性がある。それまでには何とか帰ってこれるようにしたい」とし、来年1月に召集される通常国会までにガーシー氏の帰国をかなえたいとした。

国政調査権を使ってのガーシー氏の〝暴露〟を予告したが、立花氏は「今のところガーシーが国会議員になって、国民が納得するような暴露は出ていない。政治家のスキャンダルがあるということを公言しているので、大いに期待している。逆にそれが出ないとなると、私としてもフォローし切れない。国民の多くが〝おぉ~〟と言うような暴露が飛び出すと確信している」と期待を込めた。

ガーシー氏に辞職勧告決議案や除名処分が出た場合の党の対応を問われた立花氏は「8、9月何もせずに、10月まで何も暴露をしていないとなると、党としてもかばい切れない。公約として揚げていた暴露がない、あるいは政治とは全く関係のない芸能界の中に収まってしまうのであれば、かばいようがない。是々非々でやっていく」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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