【速報】和歌山県で1948人感染、8人死亡 12日からみなし陽性導入

 和歌山県は12日、県内で新たに1948人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。9日の1973人に次ぐ過去2番目の多さとなった。また、9~12日に50~100代の男女8人の死亡を確認した。

 新規感染者の保健所管内別は和歌山市1039人、海南116人、岩出114人、橋本148人、湯浅66人、御坊98人、田辺288人、新宮79人。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数は前日より51.4人多い1324.8人で15日連続で過去最多を更新した。入院者は378人で病床使用率は70.0%。

 新たなクラスターは5件。和歌山市の病院で17人、障害者支援施設で13人、県企画総務課で5人、岩出の児童福祉施設で10人、湯浅の特別養護老人ホームで15人の感染を確認した。

 また、県は12日から当面の間、陽性者の同居家族らで症状がある人について、検査しなくても医師の診断で陽性とする「みなし陽性」を導入すると発表した。また、症状が悪化したが入院調整がつかない陽性者を一時的に対応する「観察・処置ステーション」(10床)を12~15日、和歌山市の和歌山労災病院に設ける。

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