漂着ガラスで小物作り 日南で海洋環境考える講座

シーグラスを使った小物やアクセサリーの制作に挑戦する市民ら

 日南市の創客創人センターで6日、海岸に流れ着いたガラス片・シーグラスを使って小物やアクセサリーを作るイベントが開かれた。市民17人が参加。制作作業や講話を通じ、海洋環境を守ることの重要性について考えた。
 国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」のテーマにも取り上げられている海のごみ問題について知ってもらおうと、同センターが企画。人材育成などに取り組む一般社団法人「Alive」(東京)のメンバーらが講師を務めた。
 講話では、シーグラスが海に捨てられたガラス瓶などの破片が波で削られたものであることなどを紹介。参加者はその後、白や茶、水色のシーグラスと紙粘土を組み合わせたコースター、ひもやアルミ製のワイヤを使ったペンダントなどの制作に挑戦した。
 母、妹と3人で参加した同市・飫肥小5年の山下千乃(ちの)さん(10)は「海で遊んだ時にシーグラスを拾って興味が湧いた。お母さんに手伝ってもらって、かわいいペンダントができた」と喜んでいた。

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