【神田明神納涼祭り】3年ぶりのアキバ感溢れる夏祭り=フォトレポート

8月14日まで東京・神田明神にて開催中の「神田明神納涼祭り」の模様を本日現場から直送。簡潔に写真でお届けする。

3年越しの開催

秋葉原(外神田二丁目)にある江戸総鎮守 神田明神は紀元700年代より、周辺の神田の地の鎮めのために創建された由緒ある神社。(明治時代より「神田神社」と名勝変更になった)

2000年代後半より近隣の秋葉原が電気街から萌えの聖地として変遷したことに加え、人気アイドルアニメ『ラブライブ!(無印)』『シュタインズ・ゲート』を始め様々な作品で登場したことで日本全国だけでなく世界中から多くの観光客が参拝する名所となった。

そんな神田明神では2016年より毎年8月に夏祭りの「納涼祭り」が開かれている。また、前述した背景もあって最近ではアニメやゲームといったサブカルチャーとのコラボレーションした催事が増えている。

今年はVTuberグループが共催

神田明神の夏祭りが他と違う点として題の通りアキバ感あるれる事が挙げられる。

また、3年ぶりの開催とあってか、これまでとは一味違う景色も見られた。今回の納涼祭りは共催としてバーチャルYouTuberのeスポーツプロジェクト『ぶいスポ』が参加。前日8月11日の生配信では同時接続数1万を超える盛り上がりとなった。

グッズ販売エリアや抽選エリア、遊戯エリアなど様々なコラボが実施。当日現地では多くのファンが参加していた。

▶『ぶいスポ』✕神田明神コラボ特設サイト

取材していて、コロナ禍の日本にもかかわらず、特に外国人の客足が目立っていた。これは前述したアニメ作品の影響が強いと思われ、2019年に「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に認定された名所でもあるからだろう。

歩けないほどの大盛況

本日12日17時頃からは「アニソン盆踊り大会」が開催されていた。
編集部は夜が少しずつ更けてくる18時過ぎから撮影を行ったが、現地は歩けないほどの大盛況。

子連れの観光客はもちろん、限定フルグラフィックの法被を着るVTuberファンも多く参加していた。

13日・14日は地域の連盟・保存会による演目が予定されている。以下が納涼祭りの17時~の演目日程。

8月11日(木・祝)…前夜祭
8月12日(金)…アニソン盆踊り大会
8月13日(土)…千代田区民踊連盟 盆踊り
8月14日(日)…浜町音頭保存会 盆踊り

夏祭り屋台も大賑わう

夏祭りといえば食べ物からレクリエーションまで様々な屋台が見ものである。神田明神の納涼祭りでは先程紹介した『ぶいスポ』とのコラボ屋台や、「ビール祭り」と題した屋台が人気を博していた。

歩けないほどの客足にも関わらず、皆屋台名物を食して夏を満喫していた。

アキバ感や最新トレンドを巻き込んだ夏祭りではあるが、神社と周辺事業者・住民への協力なしでは成り立たないことが見ていて改めて感じた。

※神田神社(神田明神)への撮影の許可を得た上で掲載・公開しています

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