川崎・37歳長男監禁死 横浜地検川崎支部、母親と長女を不起訴処分 理由明らかにせず

横浜地検川崎支部

 川崎市麻生区の自宅で4カ月にわたって長男=当時(37)=を監禁し、衰弱死させたとして、逮捕監禁と保護責任者遺棄致死の疑いで県警に逮捕された母親(66)と長女(36)について、横浜地検川崎支部は12日、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

 この事件を巡っては、父親(70)も逮捕監禁と保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕され、横浜地検が10日に起訴した。

 県警などによると、母親と長女は父親と共謀し、昨年5月4日ごろから同9月6日ごろまでの間、長男の両手足を手錠などで拘束し、脱出が困難な状態にした。また同8月10日ごろから、長男が寝たきりになっても医療措置を受けさせるなど生存に必要な保護をせず、同9月6日ごろに死亡させた、として逮捕された。

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