欧州多国籍企業の業績好調 中国市場を有望視

欧州多国籍企業の業績好調 中国市場を有望視

上海市で開かれた第4回中国国際輸入博覧会のBMWブースに展示された新型電気自動車(EV)「BMW iX」。(資料写真、上海=新華社記者/孟濤)

 【新華社フランクフルト8月12日】中国で事業を展開する複数の欧州企業がこのところ、上半期(1~6月)の決算を相次いで発表し、各社とも中国市場で好調な業績を収めていることを示した。

 ドイツ自動車大手のうち、フォルクスワーゲン(VW)は1~6月、昨年同期の3倍を上回る6万3500台の電気自動車(EV)を中国の顧客に納車した。中国は同社にとって2番目に大きく最も成長が速いEV市場となっている。BMWは同期、中国でのEV販売台数を前年同期比で74.8%増やした。メルセデス・ベンツは世界で98万5200台を売り上げたが、そのうち中国市場が35万5800台を占めた。

 ドイツ化学大手BASFの1~6月の大中華圏(グレーターチャイナ)市場での売上高は11.5%増の61億7千万ユーロ(1ユーロ=約137円)だった。仏化粧品大手ロレアルは1~6月、新興市場で売上高を大きく伸ばし、中国を含む北アジア市場の売上高は10.5%増となった。

 中国の巨大な消費力、確立された製造業クラスター、合理的な資源要素配置などは、欧州の多国籍企業が業績を伸ばすのを後押しすると同時に、中国市場への投資に対する信頼感も高めている。

 ドイツ自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンのホルガー・クライン取締役は、「中国で4番目の研究開発センターとなる広州技術センターを今春に着工したのをはじめ、1~6月には複数の分野で重要なプロジェクトをスタートさせた」と述べた。

 BASFは7月、広東省湛江市に立ち上げた総合生産拠点「フェアブント」の全面的推進に向けた投資を最終的に決定し、建設を予定通り進め、2030年までに100億ユーロを投資するとした。同社は、世界における30年までの化学品生産量増加分の3分の2を中国が占めると予想している。

 英スタンダードチャータード銀行(SCB)は、1~6月の中国での収益が同期過去最高を記録したと発表。中国は今後数年、重要な戦略的チャンスをもたらすだろうとし、このチャンスを捉え、引き続き中国市場に投資すると明らかにした。

 ドイツのディスカウントスーパー大手アルディは7月、中国でのさらなる事業拡大を検討しており、少なくとも100店舗の新規出店を行う計画だと発表した。

© 新華社