覚えてる?ロナウドがユナイテッドで初出場した試合、伝説のスタメン11人

スポルティング・リスボンでデビューしたクリスティアーノ・ロナウドが、マンチェスター・ユナイテッドへやってきたのが2003年夏。

そして、開幕戦であったボルトン・ワンダラーズとの試合で18歳のロナウドが途中出場を果たし、そこから伝説が始まった…。

今回はそのボルトン・ワンダラーズ戦でスタメン起用されたマンチェスター・ユナイテッドの11名の選手を振り返ってみよう。

GK:ティム・ハワード

マンチェスター・ユナイテッド所属:2003~2007

成績:45試合0ゴール

現在:メンフィス901FC オーナー

ニューヨーク・メトロスターズ(現レッドブルズ)でプレーし、2001年のMLS最優秀ゴールキーパーを獲得したティム・ハワード。ファビアン・バルテズの後釜としてマンチェスター・ユナイテッドにやってきた。素晴らしいスタートを切ったものの、チャンピオンズリーグのFCポルト戦で敗北の原因となるミスを犯し、次年度からは不調に陥った。

2019年に引退後、2020年にユナイテッド・サッカー・リーグ(USL)のメンフィス901FCで現役復帰。それからディレクターとオーナーに転身している。

右SB:フィル・ネヴィル

マンチェスター・ユナイテッド所属:1994~2005

成績:263試合9ゴール

現在:インテル・マイアミ監督

ファーガソン監督の愛弟子「ファーギー・ベイヴズ」の一人で、ギャリー・ネヴィルの双子の弟に当たるユーティリティプレーヤー。ユナイテッド退団後はエヴァートンでプレーして現役引退、解説者に転身した。

2018年からはイングランドの女子代表チームの監督として指揮したが、東京五輪の前に退任。そしてアメリカに渡り、デイヴィッド・ベッカムがオーナーを務めるインテル・マイアミの指揮官となった。

CB:リオ・ファーディナンド

マンチェスター・ユナイテッド所属:2002~2014

成績:312試合7ゴール

現在:解説者

マンチェスター・ユナイテッドの絶対的なセンターバックとして長年活躍を見せたリオ・ファーディナンド。リーズから加入したときの移籍金は、ディフェンダーとしては世界2位となる高額なものだった。

2014年に退団後はQPRで1年間プレーしたあとに現役引退し、その後は解説者としてメディアで活動している。2017年にはプロボクサーを目指してのトレーニングを行っていたが、協会からライセンス取得が拒否されたために断念している。

CB:ミカエル・シルヴェストル

マンチェスター・ユナイテッド所属:1999~2008

成績:249試合6ゴール

現在:代理人

左サイドバックとセンターバックをこなすユーティリティ性を持っていたフランス代表DF。マンチェスター・ユナイテッドでは9シーズンを過ごして貴重な役割を果たした。

退団後はアーセナルへ移籍し、それからドイツ、アメリカ、インドを経て引退。それからレンヌでディレクターを務めていたが、昨年エージェント会社「Talent Lyfe」を立ち上げて代理人となった。

左SB:クイントン・フォーチュン

マンチェスター・ユナイテッド所属:1999~2006

成績:76試合5ゴール

現在:レディング アシスタントコーチ

アトレティコ・マドリーから加入した南アフリカ代表のレフティ。攻撃的な選手だったがユナイテッドではサイドバックもこなした。才能は高く評価されながら怪我が多く、意外にも7年でプレミア76試合にしか出ていない。

2010年にドンカスター・ローヴァーズで現役引退したあと、ユナイテッドで研修を行いながら指導者ライセンスを取得。それからカーディフ・シティU-21、マンチェスター・ユナイテッドU-23でコーチを務め、一昨年からはレディングのトップチームを指導している。

右SH:ポール・スコールズ

マンチェスター・ユナイテッド所属:1993~2011、2012~2013

成績:499試合105ゴール

現在:解説者

この年代では世界最高クラスのセンターハーフとして知られていたポール・スコールズ。2011年に現役引退したものの、けが人の増加もあって次年度に突如復帰し、いきなり活躍を見せたことで有名。

2013年に改めて現役引退したあとは、選手時代の無口なイメージとは一転、いきなり「辛口解説者」としてメディアにデビュー。歯に衣着せぬ物言いで話題を集め続けている。

CMF:ロイ・キーン

マンチェスター・ユナイテッド所属:1993~2005

成績:326試合33ゴール

現在:解説者

マンチェスター・ユナイテッドの伝説的「闘将」。溢れるリーダーシップで怒号を飛ばし続け、チームを鼓舞した。ただ晩年には本人の怪我やクラブとの対立で難しい状況となり、2005年にセルティックへと去った。

引退後は監督としてサンダーランド、ノッティンガム・フォレストを率いたものの結果が出せず。その後はアシスタントコーチとしてアイルランド代表などを指導したものの、2019年を最後に現場を離れて解説者に戻っている。

CMF:ニッキー・バット

マンチェスター・ユナイテッド所属:1992~2004

成績:270試合21ゴール

現在:指導者

「ファギー・ベイヴズ」の一人であるニッキー・バット。激しいディフェンスを武器に泥臭いプレーをし、地味ながらも非常に重要な役割を果たした。2004年に退団後はニューカッスルやバーミンガム・シティに所属し、2011年に香港で現役引退した。

その後は指導者としてマンチェスター・ユナイテッドのリザーブチームでコーチに就任。さらにアカデミーチーフ、U-23監督、トップのアシスタントコーチを歴任したあと、昨年退任している。

左SH:ライアン・ギグス

マンチェスター・ユナイテッド所属:1990~2014

成績:672試合114ゴール

現在:指導者

マンチェスター・ユナイテッドの「ワン・クラブ・マン」であるライアン・ギグス。ジャックナイフと呼ばれた切れ味鋭いドリブルを武器に活躍したあと、晩年にはボランチもこなし、さらにコーチ兼任、暫定監督を務めた。

2014年に現役引退後はルイス・ファン・ハール監督のアシスタントを務め、2018年にはウェールズ代表監督に就任した。ただその後ガールフレンドへのDV容疑で逮捕されたことから契約が解除されている。

FW:オレ・グンナー・スールシャール

マンチェスター・ユナイテッド所属:1996~2007

成績:235試合91ゴール

マンチェスター・ユナイテッドでは「ベイビーフェイス・アサシン」と呼ばれ、スーパーサブとして多くの重要なゴールを決めたスールシャール。晩年は怪我に悩まされ、2007年に現役を引退することになった。

そしてそのままマンチェスター・ユナイテッドでリザーブチームの指揮官となり、2010年からはノルウェーの名門モルデで監督を務めた。それからカーディフ・シティを経てモルデに戻り、2018年には古巣マンチェスター・ユナイテッドに監督として呼び戻されている。

FW:ルート・ファン・ニステルローイ

マンチェスター・ユナイテッド所属:2001~2006

成績:150試合95ゴール

現在:PSV監督

2000年にマンチェスター・ユナイテッド加入がほぼ決まったものの、大怪我をしてしまったために破談となり、1年後に改めてプレミアリーグへとやってきた伝説のストライカー。ペナルティエリアでは何をやらせても最強だった。

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2012年にマラガで引退したあとは古巣PSVで指導者に。最初はU-17のコーチからスタートし、徐々にステップアップ。その間にはオランダ代表のアシスタントコーチとしても学びを進め、今季からPSVのトップチームで監督に。

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