長崎県内で激しい雨 壱岐に一時警報 交通に乱れも

 前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で長崎県内は12日、雷を伴った激しい雨が降り、交通に乱れが生じた。
 長崎地方気象台によると、同日の1時間降水量は壱岐市芦辺、長崎でそれぞれ38.5ミリ、壱岐市石田35.5ミリなど。壱岐市に土砂災害警戒情報と大雨・洪水警報が出され、同市は避難指示を出した。
 JR九州によると、雨による徐行規制の影響で特急「かもめ」と普通列車の上下線計6本が運休。特急、普通計23本が最大95分運転を見合わせ、計約3700人に影響が出た。また空の便では本土と離島を結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC)の計4便が欠航した。
 気象台によると、今後も大気が非常に不安定な状態が続く見込み。13日にかけて、県内全域で局地的に雷を伴う激しい雨が降る可能性があるとして注意を呼びかけている。


© 株式会社長崎新聞社