【台風8号】風の被害相次ぐ ビニールハウス15棟が被害 倒木や土砂崩れも

台風8号による大雨や突風で静岡県内では被害が出ています。

静岡県熱海市西熱海町の県道・熱海箱根峠線では倒木がありました。倒れた木は電線を巻き込みながら道路をふさぎました。この倒木によるケガ人はいないということです。

付近の県道は通行止めとなっていましたが、午後3時前に通れるようになりました。

静岡市葵区入島では土砂崩れが発生し、土砂が道路を完全に覆いました。現場は通行止めとなっていて、5世帯8人が孤立しているということです。静岡市は14日、土砂の撤去作業を行うとしています。

風による被害も出ています。午前8時前、静岡市駿河区青沢で「ビニールハウスが飛んだ」などと、警察に通報がありました。

現場は、山と海に挟まれた久能街道付近でビニールハウスおよそ15棟が突風の影響で吹き飛んだり、骨組みが曲がったりするなどの被害が確認されました。

<被害を受けた人>

「今までに聞いたことのないような音で、雷と一緒にドーンとかガシャーンとかいう感じでした」

被害の様子では、海から局地的に吹き込んだ風がビニールハウスの屋根を吹き飛ばしたような形でした。警察や静岡市などが詳しい状況を調べています。

<篠原大和記者>

「島田市稲荷町です。工事用の足場でしょうか、大きく崩れてしまっています」

島田市稲荷町では、店舗の工事中の足場が強風により崩れました。警察によりますとけが人はいないということです。

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