台風8号は13日(土)午後3時前に静岡県御前崎付近を通過し、午後5時半には静岡県伊豆半島に上陸した。台風が日本に上陸するのは、先月5日に長崎県に上陸した台風4号以来、今年2個目となる。なお、静岡県に台風が上陸するのは2019年に同じく伊豆半島に上陸した台風19号以来3年ぶりとなる。
大雨・雷・突風
東北や東日本太平洋側では非常に激しい雨や激しい雨が降っており、土砂災害の危険度が非常に高まっている所がある。
台風8号本体や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、東日本太平洋側を中心に、13日(土)は雷を伴った非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降って大雨となるおそれがある。
また、東北では、前線の影響により、14日(日)にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見通し。
なお、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある。東日本太平洋側や東北では14日(日)にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。
暴風・高波
台風8号の接近・通過に伴い、東日本太平洋側や東北では14日(日)にかけて非常に強い風や強い風が吹いて、うねりを伴い大しけやしけとなる見通し。
東日本太平洋側では、うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意が必要。また、東北では暴風に警戒し、高波にも注意が必要だ。
なお、台風8号は今後、14日(日)未明には東北の東海上まで進み、北上を続けて15日(月)には北海道のはるか北東で温帯低気圧に変わる見込みだ。