甘粛省腫瘤医院、中・末期子宮頸がん患者の無痛治療に成功

甘粛省腫瘤医院、中・末期子宮頸がん患者の無痛治療に成功

9日、CTシミュレーターに横たわる患者。(蘭州=新華社配信)

 【新華社蘭州8月13日】中国甘粛省腫瘤医院の医療チームは9日、中国西北部で初めて子宮頸がん患者の「無痛後装放射線治療」に成功した。

 子宮頸がんは一般的な婦人科がんの一つで、後装放射線治療は中・末期子宮頸がん患者に対する重要な治療法となっている。有効照射距離が短く、がん周囲の骨盤腔にある正常な器官を保護できるほか、副作用が比較的少ないなどの利点がある。

 一方、この治療法では、子宮内に管の留置や針の挿入を行う必要があり、麻酔なしではかなりの痛みを感じるため、多くの患者が身体と精神の二重の苦痛から治療を断念していた。

 患者の術中の痛みを軽減し、中・末期子宮頸がん患者の生存率を高めるため、同医院の放射線治療科と麻酔科の医療チームが協力。日本から輸入したCTシミュレーターを使い、静脈麻酔を施した患者に3次元近接組織間挿入術を実施した。手術全体の所要時間はわずか90分で、治療中の不快感もない。

 同医院の放射線治療科第一病棟エリアの趙鳳菊(ちょう・ほうぎく)主任医師によると、この治療法は現在、中国各地で研究・実施されており、子宮付近に浸潤のある中・末期子宮頸がん患者の生存率を40~50%から70~80%に高めることができる。(記者/任延昕)

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