ペロシ氏の訪台は「民主主義を踏みにじる」 中国外交部

ペロシ氏の訪台は「民主主義を踏みにじる」 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の汪文斌報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京8月13日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は12日の定例記者会見で、ペロシ米下院議長がこのほど「台湾は世界で最も自由な『国』の一つであり、今回の訪問は台湾の民主主義に関わるもので、米政府の『一つの中国』政策に合致している」と述べたことについてコメントを求められ、次のように述べた。

 ペロシ氏の発言は自身の中国台湾地区訪問が「台湾独立」分裂勢力を容認、支持するものだと証明している。ペロシ氏が公然と台湾を「国家」と呼んだことは、「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定に違反する重大な政治的挑発である。民進党当局は島内で「脱中国化」や「漸進的な台湾独立」を大々的に進め、世界で「二つの中国」や「一つの中国、一つの台湾」を必死に作り出している。ペロシ氏はこのような状況下で訪台し、米国を代表すると高らかに宣言しており、明らかに公的な性格を持つ訪問である。両岸の対立を挑発し、中国の内政に干渉することに狙いがあり、極めて悪質だ。中国には自国の主権と領土保全を守り、内政不干渉という国際関係の基本的準則を守り、真の台湾海峡の平和・安定を守るために、米国の挑発に断固とした対抗措置を取る権利があり、それは十分必要なものでもある。

 ペロシ氏がいわゆる民主主義にかこつけて、台湾訪問の口実にしているが、これは全くの徒労である。ペロシ氏の訪台は民主主義と無関係で、台湾同胞を含む14億余りの中国人民の意志に背き、国際社会で広く認められている「一つの中国」原則に挑戦する政治的パフォーマンスであり、民主主義を踏みにじり、米国が私利を国際的公義より重視していることを示している。ペロシ氏が本当に民主主義と人権を気にかけているのなら、彼女はアフガニスタンやイラク、シリア、リビアを訪問して、米軍の砲火の下で死んだ罪のない市民に懺悔(ざんげ)し、米国が国連憲章や国際関係の準則に恣意的に違反した悪行を繰り返さないと誓うべきである。

 中国は平和を愛し、公正を主張する各国の友人と共に、他国の内政に干渉するあらゆる言動に断固反対し、地域の平和を破壊する一切の冒険的な動きに断固抵抗し、国連憲章の趣旨と原則を共に守り、地域の安定と世界の平和を共同で守る。

© 新華社