横須賀でさかなクンが警鐘 「気候変動で魚の季節に変化」

海と魚をテーマに講演をするさかなクン=横須賀市本町の横須賀芸術劇場

 東京海洋大名誉博士でタレントのさかなクンによる講演「海とお魚のお話」が13日、横須賀市本町の横須賀芸術劇場で開かれ、約400人が参加した。京急電鉄が海の豊かさを守るために行っているキャンペーンの一貫で、京急ストアの主催。

 さかなクンは、ヌタウナギ、ネコザメ、シュモクザメなどの絵を描いて、生態や特徴を分かりやすく解説。千種類ほどの魚が暮らす相模湾や東京湾では気候変動の影響で水温が上がり、「見ることができる魚や取れる季節が変わってきている。豊かな海を守ってほしい」と話した。

 海の中には多くのプラスチックごみが捨てられ、生き物が食べて死んでしまうと説明。「食べ物を感謝して食べ、マイボトルやマイバッグを持ち、ごみは決められた場所に捨てよう」と呼びかけた。

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