鏡野に記録的短時間大雨情報 鉄道は県内6路線で大幅な乱れ

 湿った空気と上空の寒気の影響で、岡山県内は13日、局地的な大雨に見舞われた。鏡野町付近では午後7時40分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁が「記録的短時間大雨情報」を発表した。鉄道が運休・部分運休するなど各地でダイヤが大幅に乱れた。

 JR西日本岡山支社によると、山陽線、瀬戸大橋線、宇野みなと線(宇野線)、津山線、桃太郎線(吉備線)、赤穂線の6路線の全線または一部区間で、午後0時55分ごろから最大約3時間10分運転を見合わせた。約5万人に影響が出た。姫新線では午後6時52分から一部区間で運転を取りやめた。

 県などによると、岡山市内の市道で冠水が確認されたが、夜までに人的被害は報告されていない。

 岡山地方気象台は「14日以降も引き続き大気の状態は不安定。急な河川の増水や浸水被害への警戒が必要」としている。

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