秋田大雨、3河川が氾濫 住宅250棟以上が浸水

秋田県五城目町の内川川の氾濫で、土砂などが押し寄せた湯ノ又橋=13日(県提供)

 前線が停滞している影響で、秋田県内は12日夜から13日朝にかけ、記録的大雨が降った。五城目町の内川川と富津内(ふつない)川、由利本荘市の芋川の3河川が氾濫した。これまでの雨で東北北部は地盤が緩んでいるとして、気象庁は土砂災害に厳重な警戒を呼びかけた。

 五城目町は13日未明から午後3時にかけて、内川、富津内両地区の計304世帯計716人を対象に、5段階の避難情報で最高警戒レベルの「緊急安全確保」を出した。
 県などによると、同町の内川川と富津内川は13日午前0時半ごろに氾濫。午後3時時点で住宅52棟の床上浸水、59棟の床下浸水の被害を確認した。由利本荘市加賀沢では午前9時40分に芋川の水が堤防を越え、住宅1棟が一部損壊、6棟が床下浸水した。
 ほかに鹿角市や能代市など10市町村の住宅計141棟が床上・床下浸水。北秋田市で蟹沢地区など3地区の216世帯、大館市で十二所地区の525世帯が断水した。
 秋田内陸線は阿仁合-米内沢間の9カ所で線路への土砂流入や倒木が確認された。鷹巣-阿仁合間で当面運転を見合わせる。
 小坂町の東北道小坂パーキングエリア-碇ケ関インターチェンジ(IC)間と由利本荘市の日本海沿岸東北道本荘IC付近、本荘-仁賀保IC間でそれぞれ土砂崩れが発生。いずれも上下線が通行止めとなった。
 13日午前6時半までの48時間降水量は小坂町藤原で187ミリ、五城目町五城目で207.5ミリとともに観測史上最大を記録した。
 気象庁によると、14日は前線の活動が一時的に弱まるが15日以降は新たな前線ができて活発となる見込み。14日午後6時までの24時間予想雨量はいずれも多い所で東北日本海側80ミリ、東北太平洋側100ミリ。

© 株式会社河北新報社