〝落とし物〟から動植物の生態学ぶ 秦野で丹沢の森題材に企画展

鳥たちが落とした羽を見比べるコーナー=秦野市堀山下の県立秦野ビジターセンター

 生き物の“落とし物”から生態やつながりなどをひもとく企画展「見つけた! 丹沢の森の落とし物」が神奈川県立秦野戸川公園(秦野市堀山下)の県立秦野ビジターセンターで開かれている。入場無料。9月11日まで。

 同センターによると、多くの生き物が生息する丹沢の足元に注目した企画で、落ち葉や排せつ物などの“落とし物”から生き物の生態や森とのつながりなどを知ってもらう狙いがある。

 会場の「つながる」コーナーでは、植物が落とした葉や木々が生き物のすみかや食料となり、森をつくり育てていく過程や生き物が落としたふんを利用して身を守る虫の習性などを紹介している。

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