インフル接種 県が呼び掛け コロナと同時接種可能

 沖縄県は12日、県内で確認されるインフルエンザの報告数が徐々に増え始めているとして、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザのワクチンの接種を呼び掛けた。

 県感染症情報センターのホームページ(HP)によると、各保健所からのインフルエンザ報告数は6月2件、7月33件となっており、8月1~7日の週は33件と増え始めている。新型コロナの発生状況を分析する、県疫学・統計解析委員会も2日に「新型コロナとの同時流行も想定する必要がある」と警鐘を鳴らしている。

 7月22日にあった厚労省の厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会)で新型コロナとインフルのワクチン同時接種が認められたため、県感染症総務課の城間敦課長は「重症化リスクの高い高齢者はインフルエンザワクチンの接種を検討してほしい」と呼び掛けた。 (嘉陽拓也)

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