神奈川県茅ケ崎市は9日から、市内の交差点で自転車事故を減らすための社会実験を始めた。十字路交差点内4カ所にセンサーライトを設置、交差点に進入する自転車などがあることを他の自動車や歩行者に知らせることで、注意喚起を促す。来年1月末まで。自治体で実施するのは珍しい取り組みという。
市によると実験は2019年度に続き2度目で、前回同様、JR北茅ケ崎駅と市立病院(同市本村5丁目)の中間地点にある信号機のない十字路交差点で行う。前回の実験では、深夜帯になると太陽光発電で充電したバッテリーがなくなり、ライトがつかなくなったことから、センサーライトを改良した。
湘南地域の年間日照時間データを基に、電器メーカーの協力の下、ライトの明るさとソーラーパネルのサイズを改善し、日照時間が少ない日でも、電力不足になりにくい構造を実現したという。