スパークルおおいた ホームレースで結果を出し、巻き返しの後半戦へ

2年目の国内最高峰の自転車ロードレース「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」に参戦するスパークルおおいた。6日と7日にホーム開催となった「コーユーレンティア オートポリスロードレース」を終え、10チーム中6位で前半戦を折り返した。

昨季から2選手の入れ替わりがあった今季だが、チームは2節の「カンセキ宇都宮清原クリテリウム」で優勝し、昨季から在籍する孫崎大樹が個人で4位、沢田桂太郎が同13位と好調を維持する。ホーム開催の5戦で10位、6戦で2位と意地を見せた孫崎は「個人としては調子の波がないのを特徴としているので、コンスタントに結果を出せる力がついてきたと思っている。今季は経験のある選手が加わり、レースの流れが安定している」と話す。

地元開催のレースで手応えを感じたスパークルおおいた

スプリンターの多いチームに、ベテランのオールラウンダー住吉宏太が加わった今季は、主導権を握ってレースを動かせるようになった。選手兼チーム代表を務める黒枝士揮は「住吉選手が加入して、戦い方の幅が広がった。僕たちが得意とする速いレース展開に持ち込むために他チームの有力選手をマークして、脚を削り、狙いを定めて孫崎や沢田を勝たせることができるようになった」と手応えを口にする。

後半戦に向けて孫崎は、「今年はチームで戦えている。互いの弱点をカバーし、チーム力は上がった。ホームで結果を出したことで、後半戦は勢いがつく」と語り、黒枝は「大分のスポーツを盛り上げ、自転車ファンを増やすためには成績を出すしかない」と結果を求める。在籍する6選手の調子は上向きで、チームとしての役割も明確になり、上位追随の態勢は整った。

JCLで孫崎大樹が個人4位と健闘

(柚野真也)

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