小池都知事が岸田総理と面会 4回目接種拡大を要望

東京都の小池知事は8月12日午前、急きょ総理大臣官邸で岸田総理と面会し、新型コロナワクチンの4回目接種の対象者にエッセンシャルワーカーを加え、拡大するよう求めました。

小池知事は午前11時に総理官邸を訪れ、岸田総理と面会しました。この中で小池知事は、新型コロナワクチンの4回目接種の対象を拡大し、社会機能を維持する上で重要な警察や消防などの「エッセンシャルワーカー」を加えるよう求めました。面会後、小池知事は「しっかり対応していただけるものと思っている」と述べました。

<池袋に臨時のワクチン会場 夏休み中の若者の接種促進へ>

東京都内では12日、新たに2万401人の新型コロナの感染者が確認されています。重症者数は42人で前日から2人増えたほか、新たに30人の死亡が報告されました。

感染者数の高止まりが続く中、新たな対策に乗り出した自治体もあります。若者の街・池袋では豊島区と東京都が連携し、若者向けの3回目接種を促進するため、事前予約が不要の臨時の接種会場を設置しました。対象は12歳以上で、12歳から15歳は保護者の同伴が必要です。この日接種した人からは「9月に修学旅行がある。母から『接種しておきなさい』と言われて接種した。一安心しました」(15歳・中学生)、「なかなか平日だと打てないので、夏休み期間を利用して接種した。最近また感染者が増えている。2回目は打てたが3回目が打てていなかったので、この期間に打とうと思った」(15歳・高校生)などといった声も聞かれました。

豊島区の臨時接種は16日から18日の3日間も行われる予定です。

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