第10日の3回戦第4試合(15日15時30分)で近江(滋賀)と対戦する長崎県の海星は13日午後、大阪府貝塚市内で調整練習。4強入りした1976年以来46年ぶりの準々決勝進出に向けて、攻守で2時間ほど汗を流した。
チームは1回戦で日本文理(新潟)に11-0で大勝し、2回戦は天理(奈良)に4-2で競り勝った。2試合続けて2桁安打を記録。ともに主将の柿本がじゃんけんで負けて先攻だったが、結果的にそれが奏功し、いずれも初回に先制点を奪って勢いづいた。
対する近江は3季連続甲子園出場で今春の選抜準優勝。今大会は1回戦で鳴門(徳島)、2回戦で鶴岡東(山形)を下してきた。両試合に先発したエース山田は140キロ台後半の直球に鋭い変化球を織り交ぜるプロ注目右腕。海星の主砲森は「打てる球は少ない。浮いた球を一振りで仕留める。チャレンジャー精神を持って先手先手でやっていきたい」と意気込む。
投手二枚看板の宮原と向井はこの日、ノースローで調整。宮原は「野手が打って守ってくれて精神的に助けられている。甲子園は最高の舞台で、雰囲気も楽しめている。近江は注目のチームだけど、しっかり投げきって勝てるようにしたい」と闘志を燃やしていた。
海星、15日近江と3回戦 選抜準V、プロ注目山田へ闘志
- Published
- 2022/08/14 11:50 (JST)
- Updated
- 2022/08/23 10:17 (JST)
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