台湾系食品企業、重慶市に西部地区初の生産拠点

台湾系食品企業、重慶市に西部地区初の生産拠点

9日、南僑食品集団(上海)と重慶市江津区の契約調印式。(重慶=新華社配信)

 【新華社重慶8月14日】中国台湾地区の食品大手、南僑集団傘下の南僑食品集団(上海)はこのほど、重慶市江津区と生産拠点の設立に関する契約を結んだ。重慶市台湾事務弁公室が11日、明らかにした。投資額は約4億8千万元(1元=約20円)で、同社にとって中国西部地区初の食品生産拠点となる。

 新工場を同区の工業団地、江津徳感工業パーク内に設立する。敷地面積は100ムー(約6.67ヘクタール)で、主に生クリームや冷凍生地を生産。2024年第3四半期(7~9月)の完成を見込む。

台湾系食品企業、重慶市に西部地区初の生産拠点

9日、南僑食品集団(上海)と重慶市江津区の契約調印式。(重慶=新華社配信)

 同社の陳正文(ちん・せいぶん)董事長は「今回の工場新設については、拠点の分布状況や西部大開発、『一帯一路』や『長江経済ベルト』建設への参加、市場の需要など、さまざまな要素を総合的に検討した」と語った。製品の販売先については、中国西部市場に重点を置き、東南アジアなどの周辺諸国にも広げるとしている。

 南僑食品集団(上海)は、油脂や冷凍生地などの製パン材料や製品の研究開発、製造・販売を主力事業とし、国内の製パン用油脂市場では有名ブランドの一つとして知られる。

 統計によると、重慶市ではこれまでに台湾系企業2002社の設立が認可された。台湾系企業による投資額(契約ベース)は累計304億1500万ドル(1ドル=約133円)、投資額が1千万ドルを上回る企業は221社。今年上半期(1~6月)に新設された台湾系企業は33社、台湾資本の導入額(実行ベース)は5900万ドルで、同市と台湾との取引額は前年同期比7%増の350億8千万元に上った。(記者/劉恩黎)

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