2022世界5G大会にみる中国の5G応用

2022世界5G大会にみる中国の5G応用

9日、2022世界5G大会の会場。(ハルビン=新華社記者/徐凱鑫)

 【新華社ハルビン8月14日】中国黒竜江省ハルビン市で10~12日、第5世代移動通信システム(5G)に関する国際イベント「2022世界5G大会(World 5G Convention)」が開催された。同大会では、中国最大の穀倉として知られる同省の「竜江5Gデジタルファーム」プロジェクトが「5G十大応用事例」の一つに選ばれた。

2022世界5G大会にみる中国の5G応用

11日、2022世界5G大会で展示された5G遠隔超音波ロボット。(ハルビン=新華社記者/徐凱鑫)

 同プロジェクトは、5Gの活用を通じて黒土(肥沃な黒色土壌)の管理・保全や無人農機によるスマート作業など全方位的なイノベーションを実現する。農地に用いる水と肥料、農薬を大幅に削減し、1ムー(約670平方メートル)当たりの収量を5~10%増加させることができる。

2022世界5G大会にみる中国の5G応用

9日、2022世界5G大会の展示会で、機器を調整するスタッフ。(ハルビン=新華社記者/徐凱鑫)

 中国ではここ数年、工業や農業、医療、教育、文化・スポーツ・エンターテイメントなどと5Gとの結合が日増しに成熟しており、新技術や新産業、新業態の台頭をけん引し、中国の技術革新と構造調整、経済・社会の発展に深い影響を与えている。「5G十大応用事例」に応募した400件余りのプロジェクトを見ると、中国の典型的な5G応用シーンはすでに国民経済の主要40カテゴリーに溶け込み、農業や医療、鉱業、港湾など複数の分野で大規模応用されていることが分かる。

2022世界5G大会にみる中国の5G応用

10日、2022世界5G大会の会場。(ハルビン=新華社記者/徐凱鑫)

 中国工程院の院士(アカデミー会員)で、未来移動通信フォーラム理事長の鄔賀銓(お・がせん)氏は、中国の5G建設がすでに画期的な成果を上げ、社会生活の各場面に入り込んでいると指摘。産業インターネットやスマートシティ、スマートビレッジなどへの応用が顕著に進み、超広帯域アップリンク通信やリアルタイムブロードバンド通信加速、センサー測位の新たなシーンを絶えず模索していると説明した。

 同大会で発表されたデータによると、中国では5G商用化から3年で、5G基地局数が185万4千カ所に達し、エンドユーザー数が4億5千万を超え、いずれも世界の6割以上を占めた。5G応用イノベーションの事例は2万件を超える。今年6月末時点で、スマート鉱山200カ所余り、スマート工場100カ所余り、スマートグリッド180カ所、デジタル港湾89カ所、三甲医院(医療レベルの等級が最も高い病院)600カ所余りで5G技術が応用されている。(記者/強勇、楊思琪、徐凱鑫)

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