共済保険と生命保険の違いとは? 選び方のポイントやメリット・デメリット

共済保険と生命保険の違い

共済保険も生命保険も加入者から保険料(掛金)を集めて、万が一の場合は集めた資金から保険金(共済金)を支払う仕組みです。それでは共済保険と生命保険ではどこが違うのでしょうか?

まずは、共済保険と生命保険について、保険を提供する組織の違いから解説します。

組織の違い

共済保険を提供しているのはいわゆる組合組織で、利益を出すことを目的としていない非営利団体です。代表的な組合組織として、以下の組織があります。

__●農業協同組合
●漁業協同組合
●消費生活協同組合
●事業協同組合
●国家・地方公務員共済組合__

一方で生命保険を提供する保険会社も相互会社という非営利法人がありますが、株式会社として保険を取り扱うことも認められています。昔からある保険会社は相互会社の形態を維持しているところもありますが、現在は株式会社の保険会社が大半です。

法律や監督官庁の違い

共済保険と生命保険は提供する組織に違いがありますが、そのため組織を管轄する省庁や管理する法律にも違いがあります。図表1に違いをまとめたのでご参照ください。

【図表1】

筆者作成

その他の違い

共済保険と生命保険は目的や仕組みついても異なる点があります。主な違いを図表2に示したのでご参照ください。

【図表2】

筆者作成

共済保険と生命保険の選び方

共済保険と生命保険のどちらを選ぶのか、あるいは保険の種類によって併用するのかを考えるためには、それぞれの特徴を知る必要があります。つまり、共済保険と生命保険の組織の違いではなく、商品としての違いや特徴を知ることが重要です。

以下で共済保険と生命保険のそれぞれのメリット・デメリットを説明しますので、理解したうえで加入について検討しましょう。

共済保険のメリット・デメリット

共済保険のメリット・デメリットは以下のとおりです。

__●掛金が生命保険と比べて安い場合が多い
●掛金が年齢や性別による差はなく一律
●加入条件項目が生命保険に比べて少ない
●保障内容はシンプルで分かりやすい
●持病や既往症があっても加入しやすい__

__●保障内容の選択肢が少ない
●保障金額の限度額が低い
●保障の自由なカスタマイズができない
●組合員であることなど加入資格が必要__

生命保険のメリット・デメリット

一方、生命保険のメリット・デメリットは以下のとおりです。

__●保険商品が豊富でカスタマイズも比較的自由
●高額な保険金額も設定可能
●貯蓄性の高い商品も取り扱っている
●公的なセーフティーネットがある__

__●保険料が年齢や性別で違う
●保険料は共済に比べると割高
●共済保険と比べると加入条件が厳しい__

共済保険と生命保険の選び方

共済保険と生命保険の選び方のポイントは、自分の年齢や家族構成などのライフステージや自分の健康状態によって大きく違ってきます。参考までに選び方のポイントを図表3にまとめました。

【図表3】

筆者作成

共済保険と生命保険はライフステージに合わせて上手に選ぼう

共済保険と生命保険はほぼ同じ保障を提供していますが、メリットとデメリットを比較すると、それぞれ特徴があります。選択するポイントとしては将来に備えたい若い世代や働きざかりの年代は生命保険を中心にするとよいでしょう。一方、持病や既往症が多くなる高齢の方や、共済金は高額でなくても掛金を抑えたいという方は共済保険に向いています。

このようにメリット・デメリットを把握して、自分のライフステージやライフスタイルに合わせて適切な保障を選びましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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